H23年度−事例3−第3問の再現答案と思考
タイトル通り、試験の再現答案と、
それを解く際の自分の思考を上げていきます。
シリーズ12回目
この第3問は、見込み生産と受注生産の違いを訊く、
最近定番の問題だったような気がします。
定番だからといって、そこまで簡単という訳では無いのですが…
各予備校の模範解答には程遠い、
いち受験者の回答ですので、
その点はご了承。
再現答案
第3問
設問1
営業スタイルを1.既存の規格品をカタログで
製品紹介するだけの売込みから、2.顧客のニ
ーズに合ったオフィス空間をトータルで提案、
企画していく営業に変えるべき。
設問2
設計面の課題は要望通りのものを作るため1.
営業員と設計員との意思疎通機会を作ること。
2.企画設計の作業時間確保である。生産面の
課題は納期順守とコスト削減のため1.外注納
期管理体制強化。2.部品の共通化検討である。
思考
与件文読む前
- 規格品から受注品のラインが追加される
- 営業スタイルの変更提案
- 受注ライン成功のための設計面、生産面、それぞれの課題
- 見込み生産と受注生産の違いかな?
与件文読んだ後
- 営業はやっぱり提案型営業への変革だろう
- 文字数的に既存の見込み生産品と、新規の受注品との対比関係を明らかにしよう
- となると、製品のカタログ→受身
- オフィス空間の提案→攻め、という関係だろうか
- 顧客からの要望的なワードを入れる
- 設計面は既存ラインだけで手一杯な設計者の時間確保しなきゃダメだよね
- 後は顧客要望を伝えられる体制ないと、設計出来ないよね
- 生産面はやっぱりQCDベースかな?
- となると、コストと納期
- 外注部分がネックだよね、あと部品数も多くなってるのもココに盛り込むのか?
反省点
設問1は、営業面は本文中の記載箇所が少なく、
逆に論点を絞込みやすかった気がします。
しかし、そのせいで大切な何かを取り逃しているのかも…
設問2は見込み生産から受注生産を行う際のやるべき事を問われています。
しかし100字なので、設計面と生産面とで分けると50文字ずつ。
何を課題とするのかを悠長に書いているスペースは無さそうです。
そして、何よりも生産面において、かなりザックリした回答になってしまいました。
というのも他の設問でも外注管理について触れているので、
同じ内容では被ってしまうので、
遠くなりすぎない程度に抽象化した結果こうしました。