勉強会で高満足度を得るためにしたこと
12/23に社内勉強会の講師をしてきました。
というのは先日のエントリで宣言してた通り。
そこで、図らずもかなり計算した結果からか、高評価(5点満点中、4.8点)を頂きました( ・∀・)イイ!!
そこで、自分反省会で得た、高評価を得るためのポイントをちょっと整理しておきます。
公式「実体験 − 期待 = 高評価」は使えるのか?
期待していなかったお店が美味しいと、評価が高くなったり、
超期待して行ったお店が、まぁまぁ美味しいと、評価が低くなったりするあれです。
この公式から分かるポイントは、
事前期待を低くさせておき、
実際の講義の満足度を高い水準にすれば、自ずと高評価が得られる寸法です。
と、云うのは簡単ですが、
事前期待を低くさせると、"そもそも人が集まらない!"ですし、
実際の講義の質を高くするといっても、
講師たるもの"いつでも最高のモノを届ける!"つもりだと思います。
ですから、理論では分かっていますがコレは使いづらいですね。
実習とaha体験
ではどのような方法を取ったかと云うと、
「実習」と「aha体験」です。
これは、受講者にその学習内容を印象付けるための、
協力な手段となります。
今回は正規表現という、IT屋さんのツールの使い方の講義だったのですが、
単純に延々と使い方を説明するだけでは、ツマラナイ講義になってしまいます。
そして、目的も「職場で使えるようになる」としてたので、
説明講義はそもそもするつもりがありませんでした。
でも、いきなり使い方を知らない人に、
マニュアルだけ渡して「取り敢えずやってみよう」というのも、
無謀に感じます。
ですから、まずはちょっとやってみせる。
ゲームで云うところの「チュートリアル」的なものを入れてました。
- 使い方を説明(2min)
- 課題を出す(1min)
- やらせてみる(10min)
基本はこの繰り返しです。
課題は簡単過ぎず、難しすぎず、
しかし考えないと出来ない難易度で仕込んで置きました。
悩んで試して、出来なくて、考えて、試して、出来る!
この試行錯誤がaha体験を生み出します。
初めから完璧な答えを期待していません
むしろ、最初は間違えてくれることを期待しています。
人は間違えから学ぶことが多いですから!
だから難易度設定はかなり重要です。
ゲーム開発でも、このレベル調整が出来を大きく左右させますから!
実習だとこれが出来るので、課題の与え方によってaha体験を生み出しやすくなりますね。
学習効果を上げる工夫
ただ、適切な難易度の課題だけでなく、いくつかの工夫を盛り込んだので、
それも記述します。
声を出せる環境
やっぱり出来たときは「やったー!」と言いたくなります。
ですから、積極的に声掛け「出来たら大きな声で言って下さい」と、
何度も言い、「声を出して良いんだ」という環境を作り出しておくことを心掛けました。
結果
非常に積極的に学ぼうとする場が作れたと思います。
この「自分から勉強して確実に力になっている自覚」が、
高い満足度を得られた要因だと思います。
さて、次回の勉強会も高い満足度を目指します!